人間関係を癒す

2022.04.01.改訂

もくじ

「人間関係を癒す」とは

人間関係を癒すとは、相手への「変わって欲しい」を実現することではありません。
自分の視点を捉え直していくことです。
だからと言って自分を納得させて変えることは簡単に出来ることではありません。

自分の他者との関わり方の癖、自分のパターンに気づくこと。
そして、それ以外の選択肢があることを知ること。
そこから新しい選択を身につけて行くこと。で、人間関係を癒していくことができます。

書くとシンプルですが、そのプロセスは多様で、自分では認めたくない心理的なことも含まれます。
それでも、人は繋がりあうことでしか満たされないこともたくさんあるのです。

癒すことは可能です。それは、少しずつ穏やかに自分に向き合っていくことが大事です。

人間関係を癒すことは、自分自身との関係を繋ぎなおしていくことでもあるのです。

すべては関係性

愛着という関係性

人との関わり方の基本は両親(主たる養育者)の関わり方への反応として始まります。
それは愛着形成と言われ、情緒的な特別な関係から始まるのです。
良かれ悪かれ、その反応が選択となりパターン化し、養育者以外との関係にもそのパターンを持ち込みます。
愛着の形は、人生全般に大きな影響を及ぼします。

自己との関係

「単体」「1人」では動きも生まれず、自分が何者かもわかりません。
人は自分を映し返してくれる他者が存在することで自分が何者なのかを知っていくことができるのです。
そして他者との関係を通して、成長・変化していけます。

エネルギーの視点からは、自分との関係とは自己の本質との関係を含みます。
自己の神性の部分、生命の土台との関係など、心理的なものだけではありません。普段自分と思っている自分を超えた自己との関係を含めた全体から癒していきます。

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